リュケ・ゲーアド・ハーマー医学博士によるゲルマニッシェ ハイルクンデの知識に即した

意味深い生物学的な特別プログラムの

様々な統括

食道がん (食道)

以前人は、いわゆる病気が偶然、脱線、不全ひいては突然変異?から規定されたことであるだろうと考えた。しかしゲルマニッシェ ハイルクンデでは、我々の器官と、定められた葛藤ひいては葛藤グループの間に、一義的な相関関係とシステム体系があることを発見し、またこのシステム体系がさらに我々の有機体のコンピュータである脳の中に、いわゆるハーマーの病巣(HH)として再び見出されることを発見した。複雑な工業機械がこのモデルに従って作業しているコンピュータ時代に、多くの複雑な人間の有機体が脳と精神なくして、つまりプログラマーとコンピュータなしで、いわゆる病気を生成していると考えられていることは、実に奇異なことであったし、また今日でも奇異なことである。

さらにゲルマニッシェ ハイルクンデでは、医学全体のすべての病気あるいは生物学的な特別プログラムは、葛藤の解決を見た場合には、葛藤が活発な交感神経系の相と、葛藤が解決した迷走神経系の相、又は治癒相との2相性で推移することが発見された。葛藤が解決したすべての「病気」にはまた、ca-相とpcl-相(治癒相)があり、またすべてのpcl-相には、葛藤が活発な再発によって中断されない限り、迷走神経系の最も低い時点において、癲癇の、あるいは癲癇性の危機が有る。

交感神経系と迷走神経系は、有機体に敵に対する防御及び種の存続の用に供する、太古のメカニズムである。残念ながら今日の現代的な学校医学の医師たちは、研究所から出される値と機器からのテータ結果に固執しており、この最も単純な自然と生物学の間の相関関係を学んだのに明らかに忘れてしまったか、あるいは一度も理解していなかったが、それは自然の言語に耳を傾ける能力が無いためである。

精神の範囲では新しい種類の葛藤があぶり出されてきた:生物学的な葛藤である。ここにおいて DHS(ディルク・ハーマー症候群)と呼ばれる、激烈なショックに対する反応としての、有機体の意味深い回答プログラムが重要点となる。

発生するのは がんであり、常にまた例外なく重篤なDHSの場合で、大変ドラマチックな、孤独な状態で起きる、葛藤のショックであり、それは患者に間違って反対の足を捕られるように襲う。患者はDHSの後、道を塞がれ柵に囲まれたようになり、彼はストレス相(交感神経系)にあり、冷たい手をしており、もはや食欲が無く、体重が減少し、夜はもはや眠れず、そしてただ彼の葛藤についてだけ考えている。

さらにゲルマニッシェ ハイルクンデは、様々な子葉の間の相関関係について、通常の組織と全く同様に、そこから結果的に発生するがん-腫瘍の様々な病理組織学的な構成についても説明する。何故ならがんのどの位置においても、我々は組織の中に胎生学的にそこに属している病理組織学的なパターンを見出すためである。

そのため、すべての外側の子葉(=外胚葉)から発生する組織(脳は脳細胞腫瘍を生成することができないため、脳以外で)は、また出発した組織が層状扁平上皮であるため、典型的ながんとして層状扁平上皮の潰瘍を起こす一方で、内側の子葉(=内胚葉)から発生するすべての組織は、せん様の組織、つまりがんの病の際にはせん様がんを起こす。

その中間にあるのは中間の子葉(=中胚葉)であり、葛藤が活発な相(小脳から司られている限り)に、脳幹から司られている内胚葉の組織と同様に、細胞の増加を起こす。それに対して大脳髄床から司られている組織は、葛藤が活発な相に「減少」し、つまり骨溶解を起こし、結合組織壊疽や、血液像の凹み等々を起こし、また治癒相においては過剰な骨あるいは結合組織の瘢痕組織の増殖を起こし、その際これは馬鹿げたことに「肉腫」と呼ばれている。

しかしながら、まだそれだけではない:また単細胞性の真菌性バクテリアは、我々の有機体の最も古い細菌と真菌類であるが、ただ内胚葉の、また時により小脳の中胚葉の器官の、古い脳から司られる腫瘍にのみ働きかけ、つまりそれらが腫瘍を再び解体するのだが、ただすでにDHSの始まりからマイコバクテリア(結核菌)が、(少なくとも1個は)存在していた場合のみである。マイコバクテリアは正確にDHSの時点から増殖し始めるが、それらは葛藤の溶融を持って初めて作業に配備される。そしてただ後に腫瘍の解体に必要な分のみ、その量だけ「事前生産」されるのである。

その反対にウイルス(もしそれらが存在するのであれば)は、大脳皮質から司られている外肺葉の器官の潰瘍にのみ働きかける。その中間にはバクテリアがあり、部分的には小脳から司られる中胚葉の器官の腫瘍に働きかけ、そこではそれらは細胞を解体し、また大脳髄床から司られている中胚葉の器官の壊疽にも働きかけ、そこではバクテリアたちは、例えば骨の内部で、細胞を構築することをも助ける。

葛藤の内容それ自体は古く、さらには太古のものとも言える葛藤の標本であり、それらはそれぞれの脳の範囲が、それぞれを発展させ、区分させていった時代に発生したもので、さらに我々はその脳の範囲に、この葛藤の内容に属しているHHを見出す。またその帰結として、我々の脳のその発展の時代におけるそれぞれの発展段階の葛藤の内容は、この発展段階に特別の葛藤の問題体系に相応しており、その上さらにすべてのいわゆる病気が、同様に子葉の属性に左右される一つの 生物学的的な意味を持つ。

葛藤が集中的であればあるほど、また器官のがんがより広範囲で、あるいはより進行した状態であればあるほど、脳内のハーマーの病巣の範囲もまたより広がった状態となり、結果的に修復の段階でも同様により広範囲である。葛藤の解決(CL)の前には、HHはつまりそこにあるのだが、しかし造影剤利用のCT(脳内のコンピュータ断層写真)で物質代謝活動を視認可能にできない。

葛藤の解決の後我々は「良好に経過する」症例において、HHが修復的な治癒相にあり、その時点で着色され、膨脹し、外周の水腫に取り巻かれ、次第に顕著になり、そしてその後物質代謝の活動がより活発になり、造影剤を使ったCT写真で視認可能になったところを-そしてその時点から再び退行していくところを見ることができる。

葛藤の解決は、がんの病の 治療における一つの指標点である。

そのがんの病は、脳内の修復の治癒段階が終了したときに終了する。これは、その際HHがその周辺の脳組織と、もはや区別することができず、その外周の水腫が消失した(吸収された)場合である。

生物学的な葛藤はDHSの瞬間に決定され、すなわちこの葛藤の瞬間に、翻ってまたその線路 の上にさらなる生物学的な葛藤が展開されるか否かが決定される。そしてその葛藤の内容は、DHSの瞬間に脳内のハーマーの病巣の位置も、また器官のがんあるいはがんと等価の病の位置をも規定する。

発展の歴史的に、食道全体はかつて大腸粘膜に覆われていたもので、内胚葉である内側の子葉から発生しており、また胃腸系統(脳幹)に属している。そのためその下側の1/3は、コンパクトなカリフラワー様の分泌性のせん様がん、あるいは平面的に成長する吸水性のせん様がんを起こす。

我々は、食道-せん様がんの生物学的な意味において、すでに述べたように、組織により2つのタイプに区別する、

a) カリフラワー様に成長する分泌性のタイプのがんであり、その生物学的な意味はより多い分泌物の生成であり、それにより、そこに留まってしまった大き過ぎる獲物を「消化する」、そしてそれにより通りを良くできることである、

b) 食道の下部1/3の内側に平坦に回りながら成長する吸収性タイプのがんで、その際の生物学的な意味は、簡単に消化できる食物(例えばブドウ糖)をすでにここで事前に吸収できるようにするためである。

カリフラワー様の分泌性のタイプにおいては、食道は長く続く葛藤では見かけ上、あるいは実際に大きく閉塞しており、しかしまだ液状の栄養は殆ど常に通過することができる。当然母なる自然は、それによってすべての相応の人間と 動物がpcl-相(治癒相)において閉塞を再び完全に開放させられる(食道結核)ように、マイコバクテリアを持っていることを「計算に」入れている。

せん様の食道がん(下部の1/3)においては獲物を飲み下せない葛藤平らげることができない葛藤(転化した意味においても)が原因となっている。しばしば家、車あるいはそれに類似の物、もしくは何か人が平らげたいと欲するもの、つまり人が獲物を飲み下したいが、しかしそれを飲み下せないものである。ハーマーの病巣は脳幹の(橋梁)右側側面にある。

:ある患者さんは、復活祭の休暇から戻って来て彼の仕事場が、彼が自分で指導した若い男によって占められていることを発見した。それだけにはとどまらなかった。彼はすでにほとんどマイスターであったし、上司が彼にマイスター資格を取れると約束していたが、それについては今は全く話題にもならななかった。それどころか、彼は今となっては自分が教えた徒弟の言うことを聞かなければならなかった。そこで、怒鳴り声を伴う大きな騒動になってしまい、罰として同じ作業所内ではあったが、より悪い職場に左遷させられた。

その患者さんは、気が動顛してしまい、彼はただ飲み込んだ、飲み込んだ、飲み込んだ、と語っていた。2か月間、その葛藤は非常に活発であり、その後患者さんは辞めさせられた。このできごとは、彼が1ケ月後偶然に、その会社が倒産寸前であることを知るまで、さらにまだ彼の中でうごめいていた。そこでこの患者さんは突然再び上向きになった。とりわけ彼はそこまでで20㎏体重が減っていた。しかしながら、今彼は再び精神の落ち着きを取り戻し、そして再びすぐに眠れるようになり、食べられるようになり、その時点からまたすばやく体重が増加した。葛藤は明らかに解決されたのである。

別の患者さんは、アルコール中毒者で、彼がスーパーマーケットで万引きで捕まった時、食道のせん様がんを伴うDHSに見舞われた。彼は2本のイエーガーマイスターを彼のズボンのポケットに潜り込ませ、当然再び返さなくてはならなかった時、すなわち彼はそのアルコールを文字通り、もはや飲み下せず、平らげることができなかったのである。

葛藤が活発な相において、その葛藤の長さと強さ(葛藤の量)に応じて、細胞の増殖としての、腫瘍が発生し、次第に食道の管が狭くなる狭窄(狭窄症)に繋がる恐れがある。

葛藤が解決された治癒の相には、下部1/3の食道がんは、場合によっては乾酪化し、また臭い匂いを伴って、診断を下されることなく突発的に解体され治癒する。但しそれは当然、画一的な細菌衛生となるまでは常に存在していた、マイコバクテリアが存在する場合のみである。実際(ただ我々の文明において)、マイコバクテリアが(特にDHSの時点で)存在しない場合、その腫瘍は存続する。治癒された残りの状態は、しばしば「食道の静脈瘤」として誤診される。

またいわゆる食道の憩室は大変稀であり、その理由は食道の筋肉層が大変強く、また同時に伸縮性があるためである。憩室の意味は陥没であり、食道の中以外では、また消化管全体及び尿道のシステムに起こることがある。食道内ではときにはそこに食物の残りがつかまり、それが長く停滞した場合には、口臭及び悪臭のあるげっぷが出ることがある。

 これまで脳幹では、患者の きき手がまだ意味を持たなかった一方で、小脳(中胚葉)からは、きき手がより大きな重要性を持つ。手叩き検査(拍手喝采)で左ききか右ききかを決定し、ひいては患者が脳のどちら側で基本的に作業しているか、また脳の中の道、つまり患者が一体全体どの葛藤においてどの「病気」に罹患するかを決定する。右手が上になっている場合、患者は右ききであり、反対の場合は左ききである。

それに対して食道潰瘍上部の2/3)は、神経伝達の観点から、右と左に交差した神経伝達に分割さている。食道の上部 2/3の位置は、外胚葉の層状扁平上皮によって覆われ、外側の子葉に属しており、またそのリレーセンターを大脳に持つ。層状扁平上皮あるいは平らにならされた外皮であり、外側から「折り返された」状態で、つまり元々「中に入り込んだ」粘膜である。しかしまた、ここにはときおり古い大腸粘膜からなる、とり残された島があり、それらは粘膜下のせん様がんを形成する可能性もある。

葛藤の内容は、人が何かを飲み込まなくてはならないあるいは飲み込むべきである、しかし呑み下せないのではなく、できればペッと吐き出したいのである。

例: ある患者さんは、郵便配達員であったが、全くわからないうちに全く罪もなく、彼が小包と追加的に200(西ドイツ)マルクを着服したという疑いをかけられた。状況証拠はすべて彼に不利であり、加えてまた一人の自称証人であると名乗る者まで居た。この郵便配達員は、心底正直でまともな人間であったが、言葉を失い全く気が動顛してしまい、飲み込み、飲み込み、飲み込み続けた。

調査が行われ、しかしながらほぼ半年以上経過した後、その患者さんが全く無実であったことが判明した。その証人(建物の住人の一人)が小包とその現金の金額を受け取り、着服していたのであった。その後間もなく、いわゆる食道がんが確認され、当然pcl-相(SS系統=喉粘膜系統)であった。

ある女性患者は、実の硬いりんごをかじって金歯を(一緒に)飲み込んだときに、食道潰瘍を伴うDHSに見舞われた。

別の女性患者は、、夫の両親の家から侮辱された状態で「ドアの前に立たされた」時に、間違って反対の足を捕られたようになった。彼女もまたこの追い出しを「飲み込む」しかなかった。

食道上部の潰瘍のハーマーの病巣は、大脳正面頭頂底部左側にある。葛藤が活発な相においては、腫瘍が発生せず、潰瘍が食道領域の上部2/3の位置に発生する。しかしここにおいて、層状扁平上皮が大変厚いため、胃カメラで深部の潰瘍が視認できるまでには、何週間あるいは何か月もかかる。ここにおいてその 生物学的な意味は、食道が内側でより広がり、間違って飲み込んだ、あるいは強制的に飲み込まされたものが、より良く吐き出せるためである。それと共に痛みのために食道が痙攣で縮こまり、また噛んだものが毎回首のあたりにつっかかって残っているような感覚が発生し、いわゆる嚥下困難の訴えである。

治癒相においては、食道の潰瘍ができていた部分に強い炎症が起こり、狭窄症であり、また大変軽度の嚥下の狭窄症である。この時多くの場合は、続いてレントゲン写真を基に「嚥下困難狭窄症」の診断が下される。そもそもたださらなる治癒を待つ必要があっただけのことである。

治癒が強く経過している時ーそしてそれは長期化することがあるが、葛藤が長期(半年まで)に渡っていた患者さんは、それでも液状の栄養は少し辛抱すればほぼ常に一緒に飲み下せるため、心配する必要はない。処置をしなけれならないのは、ただ同時に起こる水の留保の活発な葛藤のときのみであり、つまりいわゆる難民の、あるいは生存の葛藤(腎臓集合管がん)で、そしてまたその場合には一時的な胃のゾンデ、胃瘻が充当される。

ca-相においては、食道潰瘍は強い痛み(胃潰瘍のような!)を伴う。筋肉(横紋筋)も罹患している場合には、それはca-相のときに麻痺を起こしている。

pcl-相ではこの患者さんは癲癇の/癲癇性の危機の時以外は、もはや全く痛みを感じない。この癲癇の/癲癇性の危機の時には強い痛みがあり、失神と横紋筋における癲癇の発作(しばしば大変ドラマチックになる!)(SS喉粘膜-系統の敏感性で経過する)が起きる。

それと共に、患者さんたちは第一のDHSと共に二重の葛藤に罹患する。そのようにまた上記の例(郵便配達員)の患者さんは、彼の職場の仲間たちがそのとき彼を盗人だと信じたため、侮辱され、また理不尽に汚されたと感じている。彼は侮辱された葛藤を、黒色腫(中間の子葉)を伴って罹患した。診断の開示では、彼はさらなるDHS、がんの不安の葛藤に陥り、-治癒相においては非-ホジキンリンパ腫と呼ばれる-、鰓弓の層状扁平上皮のがん(外側の子葉)に罹患した。

人が彼に診断を開示したとき、彼は追加的にさらなる-現代医学においてはすべて「転移」とされる-、 肺の丸い病巣(内側の子葉)を伴う死の恐怖の葛藤に襲われた。

学校医学では転移に関して、がんは狂ってしまった細胞から出発し、冠状動脈の血液を通じて他の器官に泳ぎ出し、またそこで新しいがんが生成されたに違いないと想像したものが、いわゆる転移である。それらが外部で、すなわち身体の外部領域に泳ぎ出すことができるのであれば、人はそこにそれらを見出せなくてはならないが、しかしながらまだ一人の研究者も、冠状動脈の血液中に転移を発見できていないのである。またがん細胞が、そのまだ一度も確認されたことのない血液を通しての道中で、さらに小脳の中胚葉に属し、葛藤が活発な相において細胞の増殖を起こす黒色腫の細胞に変化(上記を参照のこと)したとされ、突然その属している脳内のリレーを去り、自ら大脳に連結し、そしてそこで最初は細胞減少を、後に(治癒相において)、いわゆる「非‐ホジキンリンパ腫」を生成し、その後再び(血液を通して)、今度は何とそこで肺の丸い病巣を形成するために、肺の中に(脳幹に属している)泳ぎ入るものとされる。

 それは、明らかに気違い沙汰であり、中世の独断主義である。

そこに2番目のあるいはさらに3番目のがんがあるというその事実因子は争えることではないが、しかしこの 事実因子の評価については、充分に争えることである。

 ゲルマニッシェ ハイルクンデにおいては、人は「転移」ということの中に、例えば診断の開示の際に、医療的に(医師によって引き起こされた)あるパニックを得た一人の人間が、それにより新たな生物学的な葛藤を伴う新たなDHSに襲われたと理解する。

ゲルマニッシェハイルクンデは5 つの生物学的な自然法則をもって、信仰の教義などではなく、いつでも証明可能、 再構築可能で、また1998年の9月8日と9日に、自然科学的な思考範疇の規則に則り審査された-仮説なしの-医学である。(トゥルナヴァ

 

著作権はリュケ・ゲーアド・ハーマー医学博士に帰する

翻訳:日本語作業チーム